今や世界的ベストセラーとなっている通称こんまりさんの『人生がときめく片付けの魔法』、なんとシリーズ累計1000万部を突破しているそうです。
先日、元サンマーク出版で担当編集者のタカトモさんのお話を聞いてきました。
面白かったのが、タカトモさんの机の上は編集者の中でもワースト3に入るくらい、すごく乱雑な状態だったのが、ときめきの本を読んで、スカッと机の上に何も置いてない状態になったと言います。自ら実践されていて素晴らしいですね。
タカトモさんは、他にも『病気にならない生き方』などのミリオンセラーを世に送り出している方ですが、編集者の視点をいくつか教えて頂き、著者としても色々と参考になることがありました。
例えば、
・読者には“問い”がある。だから編集者は“答え”を持つ著者を探している。
・いきなり原稿や企画書を書いて出版社に送るのはNG。自分の棚卸しが先決。
・あれもこれも、たくさんメッセージは盛り込まず、ワンメッセージが良い。
・Something New と 少しの驚き があるメッセージが良い。
・人の心を揺りうごかす自分の言葉を磨け。
どれも本を書いて世にデビューさせるには必須なことだなと感じました。
タカトモさんが、こんまりさんと本の打ち合わせをしていた初めの頃、まだ1行も書いていないのに、こんまりさんはこんなことを言っていたそうです。
「私は世界中を片付けたいんです!」
世界的ベストセラーになる本は、書く前からエネルギーが違います。売れる本はどういう本なのか、市場に合わせた本なのか?というとそうではない。根本はエネルギーの違いだとタカトモさんは言います。今の時期であればコロナ関連の本を出せば売れるかもしれませんが、本質は別のところにあるんですね。
そして、売れる本の正体の話になりました。これもニーズにあった本ということではなく、答えはシンプルでした。
それは、ズバリ“おもしろい本”
難解な本でもおもしろい本があります。ミリオンセラーとなる本は、とにかく圧倒的におもしろい。おもしろいものにはみんな興味がわくということですね。
最後に私からもタカトモさんに聞きたいことを質問をしました。
こんまりさんのように欧米で出版するにはどうすれば良いのか?という質問です。
欧米で出版するには、著者個人の力だけでは中々難しく、こんまりさんの本も、サンマーク出版が相当力を入れて英語に全訳し、アメリカのエージェントに会うために出張してプレゼンまでされたそうです。
個人としてできることと言えば、英語で情報発信をすることと教えて頂きました。今後取り組んでいければと思います。
拙著『超訳 ダ・ヴィンチ・ノート』は、今後韓国版の出版が決まっています。コロナの影響でいつ発売になるかは未定ですが、世界の人にも自分のメッセージが届けられるのは有難い限りです。外出が難しい状況ですが、Amazonでも好評発売中なので、まだの方はぜひこの機会にお読みください!
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