桜川 Daヴィんち その奇天烈な名前の由来とは?①
ダ・ヴィンチ研究家の桜川Daヴィんちです。
今回は、よく質問される私の名前について書きたいと思います。
もちろん、本名ではなく、ペンネームなんですが、
どんなペンネームにしようか、さんざん悩んで決めました。当初はこの名前についていくつか否定的なご意見も頂きました。
① そんな名前にしたら、ダ・ヴィンチのことしかできなくなるから活動の範囲が狭まるのでは?
② ネットで検索しづらくないですか?
③ ちょっと突飛すぎるのでクレイジーな人だと思われないですか?
といったものです。
このブログにたどりつく方も、桜川Daヴィんちって、一体どんなヤツだ?
と思っておられる方もきっといるでしょう。
まず最初の、
① そんな名前にしたら、ダ・ヴィンチのことしかできなくなるから活動の範囲が狭まるのでは?
というご質問については、もっともなご意見です。
ただ、私はダ・ヴィンチと心中する覚悟で研究を始めましたし、研究対象者としてダ・ヴィンチほど広くて深い人物はいないと思っています。絵画などの芸術から科学的な発明まで、文理横断する人物は歴史上珍しく、実に学び甲斐があるのです。ダ・ヴィンチを起点に様々な形で情報発信をしていくのが私の使命です。
② ネットで検索しずらくないですか?
こちらも、私想いのまっとうなご意見です。入力は最初は手間ですが、最近の技術は優れているので、2回目は過去の入力がインプットされてるので打ちやすくなりますし、認知が進めばグーグルでも桜川にひもづいてDaヴィんち(daヴィんち)と出てくるので、まぁ良いかなと考えていました。
③ ちょっと突飛すぎるのでクレイジーな人だと思われないですか?
こちらもよくある質問です。しかし、この名前は単にインパクト重視でつけたのではありません。ちょっと面白いからという理由だけなら、やっぱりやめておこう、となったと思いますが、実はいくつもの意味を兼ね備えたネーミングなのです。そこが私的にはダ・ヴィンチ的なこだわりだったので、もうこの名前しか考えられないという結論に達しました。
さて、ここから本題に入っていきたいと思います。
⭐️ 自尊力のある名前
『超訳 ダ・ヴィンチ・ノート』の1章は、ダ・ヴィンチ力の根幹である自尊力について書いています。
自尊力とは、「自分の尊厳を高めていく力」で、これが残りの6つの力(没頭力、洞察力、創造力、実践力、対人力、幸福力)を発揮する原動力になったと考察しました。
落ちこぼれの劣等生であったダ・ヴィンチは、まず自尊力を高める必要があったのです。
自尊力を上げるためにダ・ヴィンチがしたこと、いくつかありますが、その中でも「誰もやらないことを自分がすること」を強く意識していました。
たとえば、ダ・ヴィンチ・ノートが暗号めいた鏡文字で書かれていたり、他の画家たちが天使の羽を金色や虹色に描いていた中で、あえてリアルな茶色の羽で描いてみることなどです。
「まだ誰もやってないことを自分が最初にやってみる」、これはハードルが高いと思われるかもしれませんが、どんな小さなことでも良いのです。ダ・ヴィンチであれば、おそらく史上初めてタイコとサイコロを組み合わせただけの、発想さえ思いつけば誰でもできる発明を考えついたりしています。
そうです、組み合わせこそが史上初の突破口を開きます。
香港版日本のマンガ
話は変わりますが、
私は以前香港に旅行したことがあります。
家族で香港ディズニーランドに行ってきたのですが、日本に帰国する飛行機に乗る前、少し時間があったので空港の本屋さんに立ち寄りました。
私は中国語が読めないので、どんな本があるのかな、という程度でフラフラ歩いていたのですが、見たことあるマンガを発見します。
『デスノート』 と 『クレヨンしんちゃん』 でした。
『デスノート』を手に取って開くと、セリフが長いのでびっしりと漢字の文章で埋め尽くされていました。
まぁ、こうなるよね、と思いながら今度は『クレヨンしんちゃん』をパラパラめくってみると、
「ん?」
と違和感を感じます。
なんと擬音語も漢字で訳されているのです!!(ひらがなとカタカナがないので当然そうなりますが)
たとえば、風がそよめく「サ~」という表記は「沙~」と書いてあります。
足音が聞こえる「ダダダダダ!」は、「噠噠噠噠噠!」。
これを見たときに、日本語ってとても情緒豊かな言語なんだなと素直に感じました。
たとえば、「簡単にできますよ!」よりも「カンタンにできますよ!」の方がすぐにできそうな気がしてきますし、
私のまわりに、「以上」を「いじょ。」と書く友人がいますが、これも堅苦しくないように使い分けを意識的にしてるわけです。
~日本人は”書く魔法使い”~
私たちは、かっこよく見せたいときには漢字やアルファベットも使っています。
だから、日本人はみんな、“縦横無尽に言葉を操る魔法使い”。
私はそのとき初めて気がつきました。日本人は言葉を書くだけですでに創造的な行為をしている。
当然ながら、英語圏では、アルファベットだけ、中国圏では漢字だけしか使っていません。この香港版『クレヨンしんちゃん』との遭遇が、私に漢字、アルファベット、カタカナ、ひらがな、すべてを使ったネーミング”桜川Daヴィんち”誕生へと導いたのです。
ちなみに、これまでも組み合わせによって誰もが知る大ヒットキャラクターが生み出されてきました。
ドラえもん(カタカナ+平仮名)
江戸川コナン(漢字+カタカナ)
モンキー・D・ルフィ(カタカナ+アルファベット)
桜川Daヴィんちは、
この3大キャラクターより、組み合わせの数が多い点でのみ、勝ったことになります笑
これがダ・ヴィンチ流の「世界でまだ誰もやっていないことを自分がする」の実践であり、たわいもないことでも、世界初の取り組みをした経験は、自分の自信となり尊厳を高めていくことになるのです。
さて、長くなりましたので、次回は「桜川Daヴィんち」の別の意味について書きたいと思います。