天才のなり方7選。天才は、誰でもなれる。

あのダ・ヴィンチも、才能だけで天才になれたわけではない

レオナルド・ダ・ヴィンチ研究者の桜川Daヴィんちです。別の記事で、5つの宝石(真珠・ダイヤモンド・オパール・トルコ石・タンザナイト)が教えるあなたがさらに輝く方法についてお伝えしてきました。

  1. 才能を120%発揮するためのたった1つの根っこ
  2. あなたの成長スピードを最速にする方法
  3. 自分にフォーカスする重要性
  4. 夢を実現する上でもっとも大切なこと
  5. ひっぱりだこのマルチ人間になる方法

個性的にきらめく宝石の生成プロセスには、私たちの人生をよりよくするヒントが隠されているという内容でした。

◆真珠編

◆ダイヤモンド編

◆オパール編

◆トルコ石編

◆タンザナイト編

以上の宝石シリーズの記事を読まれると、ダ・ヴィンチは才能だけで成果を上げた人ではなかったということがわかるでしょう。ただ、それでもやっぱりダ・ヴィンチにはすごい天才的な才能があって、「自分とは違う雲の上の存在」と感じる人もいると思います。

そもそも天才の定義とは何なのでしょうか? 今回の記事ではこの「天才」について掘り下げていきます。

目次

天才の意味、正確に知っていますか?

日本で1番売れている国語辞典をご存知ですか? 実は『広辞苑』(岩波書店)ではなく、『新明解国語辞典』(三省堂)が正解。昨年9年ぶりに全面改定となり、第8版が発売されました。

非常にユニークな解説で知られる辞典なのですが、天才については次のように説明されています。

「普通の人にはまねのできない、すぐれた才能(を生まれつき持っている人)」 

“まねのできない”という言葉がポイントです。確かに天才と言われる人たちからは、ある種の独創性を感じます。“生まれつき”と補足されていますが、実際に天才と賞賛される人は、自分のことをどう思っているのでしょうか?

天才の独創性を生み出した原因は、7種類が存在した

ありとあらゆる天才にインタビューをした『天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント』(アルバトロス・フィルム)というドキュメンタリー映画があります。

世界の第一線で活躍する1000人以上を30年かけてインタビューしていて、その中から厳選された107人が登場する映画です。ダライ・ラマ14世、タランティーノ監督、宇宙物理学者のスティーヴン・ホーキング博士、ミュージシャンのビョーク、女優のアンジェリーナ・ジョリーなど、そうそうたる人物も含まれています。

彼ら著名人に共通して尋ねた質問は、

「Why are you creative?」

「なぜあなたは創造的なのですか?」と聞かれたらどう返答するかを調査したという、なかなか興味深いドキュメンタリーです。元々のタイトルは『WHY ARE WE CREATIVE?』で、翻訳された時は『天才たちの頭の中』というタイトルになっていました。

107つの答えがあるのですが、似ているものも多かったため、私なりに以下の7つに集約してみました。

自分が創造的である原因7つ

以下の7つの原因を知れば、創造的になる可能性がとてもあがるでしょう。

  1. 生まれつきの才能
  2. 家庭環境
  3. そもそもなければ生きていけない
  4. 楽しくてワクワクするから
  5. 挑発する精神
  6. 大切なことを伝えて理解し合いたいから
  7. 異なる2つ以上の基準を持っているから

それぞれ解説します。

環境と、己の内なる想いに目を向けることでも、天才になれる!

生まれつきの才能

①の「生まれつきの才能」というのは、辞書にも解説されていた通りです。これ以外に6つあります。

創造的な家庭環境

②の「創造的な家庭環境」というのは、親がクリエティブな仕事をしていたため、自分もその影響を受けてクリエイティブな人になったというもの。環境的な要因です。

なければ行きていけない・楽しい

③④は、内から湧き上がり、突き動かされる感情が原因だと言っています。食べないと生きていけないように、何かを創らずには生きてはいけないクリエイティブホリック(中毒)な人たちが存在するのです。「絶対こうしたい!」「こうなりたい!」という感情は、その人自身を形成していきます。

挑発する精神・理解しあいたい

⑤⑥は、伝えたいメッセージが自分にあり、クリエティブはそれを伝えるための手段だということです。アンジェリーナ・ジョリーさんはこのように言っていました。「大切に思うものと芸術を組み合わせたら、自分も成長できるし、友人も増えて相互理解も進む。それもステキな芸術家よ」。

異なる2つ以上の基準を持っている

最後の⑦は、①〜⑥とは異なる考察です。俳優のジョン・クリーズさんという方の意見ですが、精神科医と共著で心理と創造性についての本を出版していて、「異なる2つを組み合わせた経験を持つ若者は、創造的な大人に成長する」と主張しています。

たとえば転居が多い場合、行く先々で暮らし方が変わります。これまでの生活スタイルだけで暮らすのは難しいため、新たな生活スタイルを加えることがほとんどですから、2つかそれ以上のやり方を日常生活に組み込みます。こんな経験でも、創造性がアップするともいわれています。

他にも、性格や思考が同じ夫婦の子供はあまり創造性のない大人に育つ傾向にあるため、両親の違いも子供の育成に影響する可能性が指摘されています。

ちなみにこのドキュメンタリーのインタビューでは、日本人は4人選ばれています。

  • 山本耀司(ファッション・デザイナー)
  • 荒木経惟(写真家)
  • 北野武(映画監督)
  • オノ・ヨーコ(芸術家)

誰がどんなことを言っているのか、ご興味ある方はこのドキュメンタリー映画を観てみるのもいいでしょう。

この映画に登場する人たちは、創造的すぎて天才と呼ばれた人ばかり。でも、なぜ彼らがそうなれたのかは、誰でも経験しそうな環境的な要因も影響しますし、自分自身の湧き上がる感情や伝えたいメッセージがあったからという理由もあるようです。生まれながら才能に恵まれた人だけが天才なのではありません。

自分が成長する環境を整え、自分の内なる想いを大切にしていけば、誰だって天才と呼ばれる実績を残せるはずです。

天才は意図的に創れる!

旧:WEBマガジン・作家たちの電脳書斎 デジタルデン    2021年 5月 公式掲載原稿 
現:作家たちの電脳書斎デジタルデン 出版事業部 (https://digi-den.net/) 

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