台湾版『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』出版 〜超・達文西筆記〜 海外比較で見えてくる秘密の意図

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『超・達文西筆記』台湾で翻訳されて出版されました

ダ・ヴィンチ研究家の桜川Daヴィんちです。

この度、韓国語版、文庫版に続き、台湾版の『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』が出版されました!

日本、韓国、台湾、それぞれ表紙のデザインが異なっていて面白いです。比較をして見るとわかりやすいので、これまで出版された『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』の画像をアップします。海外で翻訳される本はそう多くはないと思うので、私なりに気づいたことを共有したいと思います。

左から台湾版・韓国版・日本版・文庫版

翻訳された本の比較

唯一、韓国版は、レオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画がモチーフに使われており、日本版と台湾版は『モナ・リザ』がメインモチーフです。私も日本版の表紙デザインで、ダ・ヴィンチと『モナ・リザ』、2案のデザイン案があって少し悩みましたが、『モナ・リザ』をメインに、ダ・ヴィンチはサブとして『モナ・リザ』の上部にレイアウトした案が気に入っています。

『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』は、レオナルド・ダ・ヴィンチのことをよく知らなくても気軽に読んで楽しめる内容で書いたつもりです。ダ・ヴィンチと聞くと、万能の天才ですごい人、なんだか難しい? という印象を持つ方もいると思うので、少しフランクなイラスト調の『モナ・リザ』のデザインは、本の内容にマッチしていると感じます。

一方で、台湾版の『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』は、このフランクな姿勢をさらに受け継ぎ、コミカルテイストの表紙デザインになっています。日本版にはない、手のひらから鳥が放たれるイラストが上部にありますが、これはもしかすると、ダ・ヴィンチが街中で鳥籠に飼われている鳥を可哀想に思って買い取り、空中に放してあげたというエピソード、あるいは、キリスト教絵画の『受胎告知』などの作品でよく見かける“神の手から放たれる精霊を表す鳥”、またはその両方を意味しているのかもしれません。

『受胎告知』フラ・アンジェリコ

個人的には、後者のキリスト教的なエピソードは、ダ・ヴィンチはあえて絵の中に描かなかったので、意味としては前者の方がふさわしいのかなと思っています。

そして、台湾版では、よく見ると『モナ・リザ』の手がおかしな位置に曲がっています。

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画に詳しい方なら、すぐにこの手が何なのかわかるでしょう。

この手は、元々『モナ・リザ』には描かれていないもので、別のダ・ヴィンチ絵画である『洗礼者ヨハネ』の手が引用されています。こちらの絵画です。

『洗礼者ヨハネ』レオナルド・ダ・ヴィンチ

『洗礼者ヨハネ』は、ダ・ヴィンチの晩年の最後の作品とされる絵画で、謎めいた表情とポーズが特徴的です。ダ・ヴィンチが最後まで携えていた絵画は、『モナ・リザ』、『洗礼者ヨハネ』、『聖アンナと聖母子』の3枚なので、関連性のある作品ではあります。台湾版の『モナ・リザ』のもう片方の手は、赤っぽく加工が加えられており、より謎めいた印象を与えます。『モナ・リザ』の口元も多角形によって覆い隠されており、より不思議さが助長されているように感じます。おそらくこの表紙デザインをされた方は、「お、何だろう!?」と思わせるフックをいくつも仕掛けられたのでしょう。

『モナ・リザ』という絵画自体が、すでに謎めいていますが、謎は人を惹きつける大きな要素です。本を1人でも多くの人に届けるためには、“普通とは違う何か”によって注目させることも有効な手法です。その点だけでいうと、台湾版はもっともうまく演出ができているのではないでしょうか。

現代はあまりにも情報過多であり、AIの進化も相まって、綺麗なものはもはや当たり前すぎて面白みがありません。『モナ・リザ』の写実的な肖像画と、ラフなスケッチとの融合、そして、均整の取れてない歪な多角形を『モナ・リザ』の上に大胆にレイアウトすることで、普段見慣れた印象をいい意味で破壊しているのですね。

このような真反対のものを同時にくっつけてしまう方法こそ、ダ・ヴィンチ思考の実践であり、もしかしたら、この表紙をデザインをされた方は、本を熟読した上で実践をされたのかもしれません。

表紙の帯を外したデザインがこちらです。

帯に隠れて見えなかった下部にあるスケッチは、落書きのようなものと植物が描かれています。

ダ・ヴィンチは植物にも精通しており、葉の形や色合いを1枚1枚区別して描くことを推奨していました。

落書きのように見える方は、もしかすると幾何学図形のスケッチをラフに書いたものかもしれません。本書の中でも、息を呑むほど美しいダ・ヴィンチの幾何学図形を紹介しています。幾何学図形に狂ったように没頭した人、それがレオナルド・ダ・ヴィンチの知られざる一面です。

『モナ・リザ』の下部には、日本版にも描かれているイラスト『ウィトルウィウス的人体図』が顔をのぞかせています。日本版よりもっとラフなスケッチになっていますが、以前、編集者の方から、

「あまりかっこよくきまっているよりも、下手ウマなくらいのデザインの方が売れる」

と聞いたこともあり、このくらい親しみやすさを感じさせるくらいが大衆向けにはちょうどよいのかもしれません。

ちなみにカバーを外すとこんな感じで、ラフ過ぎる『ウィトルウィウス的人体図』がシンプルに添えられています。

韓国版は、表紙、本文ともに緑がベースでガラッと印象が異なっていましたが、台湾版は日本版と同じ色合いのモノクロを踏襲していました。

翻訳本のサイズ比較

デザインも異なりますが、本のサイズも国によって違います。台湾版が一番大きく、A5サイズです。てっきり世界共通なのかと思ってましたが、全然違いました。本を縦に積み重ねるとこんな感じ。

台湾でA5サイズが一般的なのには、いくつか理由が考えられます。

  • 装丁の豪華さ(所有感):台湾では紙の書籍に対して「所有する満足感」を求める傾向があり、ソフトカバーであっても帯やカバーの質感が非常に凝っています。大きなサイズ感もその所有感を高めています。
  • フォント(繁体字)の問題(視認性)繁体字は日本の簡体字や常用漢字よりも画数が多いため、フォントサイズを小さくしすぎると潰れて見づらくなります。A5サイズであれば、ゆったりとした文字サイズでレイアウトが可能です。
  • 図表やノートを書き込みやすい(実用性):ビジネス書は勉強や自己啓発のために読まれることが多いため、余白がしっかりあるA5サイズは、ノート感覚で付箋を貼ったりメモを書き込んだりするのに最適とされています。

デザイン、本のサイズ、それ以外に、もう一つ、大きな違いが台湾版にはありました。

初版特典の手稿カード

AI調べですが、台湾でのビジネス書の一般的な初版部数は、1,500~2,000部ほどだそうで、日本よりも少なめな傾向です。台湾の人口は約2,324万人で日本の5分の1ほどですので、少なくなるのは当たり前ですが、出版不況は世界共通の課題となっています。

台湾版『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』の初版は、2,200部と聞いています。平均よりも多めの部数なのでそれなりに売れると見込んでのことかと思います。

売れ行きの弾みをつけるためか、初版特典として4枚のポストカードのようなものが付いていました。

これらの4枚のスケッチは、いずれもダ・ヴィンチの直筆スケッチのコピーで、『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』の挿絵として私が選んだものです。左下の解剖図については、3枚のスケッチが組み合わせられています。

左上は『ウィトルウィウス的人体図』、右上は、人の顔が入り込んだノート。右下は、馬の比率が詳細に書き込まれたスケッチです。

先ほど、“ポストカードのようなもの”と書いたのですが、裏面を見ると実はポストカードではありませんでした。

4つの欄に区切られていますが、これは私がダ・ヴィンチのノートの書き方で紹介した内容を反映したものでした。

ダ・ヴィンチは、ノートを書く際、ただ文字だけを書き連ねるのではなく、図や絵を描き入れることが多くありました。先ほどのノートのように人の顔が突如文字の上に描いてあることもありますが、

きちんと整理をしてノートを書くときは、図や絵を描くスペースと文字を書くスペースの2つを明確に分けていました。

また余白スペースも設けて、追加で書き入れたいときはそこに書くようにしていました。

この4つの区切りについては、グレーゾーンは図や絵のスペース、白が文字のスペース。上部が何かを追加したい場合のスペース、下部がメインで書き込むスペースです。

せっかくなので、このカードに『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』を読んだ感想をまとめてみると良いと思ったのですが、すでに台湾で実践されている方がいました。
インスタグラムのlone_book_journeyというアカウントの方で、このように感想をまとめて下さっています。

📖 2026年の読書感想:『超・ダ・ヴィンチ・ノート』――混沌とした頭の中を整理し、非生産的な無駄な忙しさから抜け出す

日々、膨大な情報や生活の雑事に追われる資本主義社会において、この『超・ダ・ヴィンチ・ノート』は、仕事だけでなく、日常生活に応用するのにもまさにうってつけの一冊だ。本書で紹介されているノート術や本棚の整理・分類方法も非常に興味深く、カードにまとめてみました。以下は、本書の内容の中で私が特に気に入った部分です:

◆ ダ・ヴィンチの7つの根底にあるロジックを解き明かす 本書では、ダ・ヴィンチのノートの真髄を、「自尊力」「集中力」「洞察力」「創造力」「処世力」「実践力」「幸福力」という7つの能力に詳細に分類しています。最初は堅苦しい理論かと思っていましたが、実際にはどの項目も非常に現実的で、しばしば「目から鱗が落ちる」ような感覚を覚えました。

◆ 不安や未知への向き合い方:恐怖を「攻撃」として活用する 私は本書における「自尊力」の解釈がとても気に入りました。それは、劣等感を素直に受け入れ、自分の現在の立場を認識した上で、前へ進み続けるというものです。著者は、自己肯定とは「本当の自分」を感じるための「防御」であるのに対し、自尊力とは積極的な「攻撃」を通じて尊厳を高めるものだと述べています。人生の未知に直面する際、重要なのは「感情の選択」です――恐怖を選ぶのか、それとも渇望を選ぶのか? 結局のところ、豊かな報酬は常に恐怖の向こう側に待っているのですから。

◆ 受動的な無駄な忙しさを拒絶し、能動的に成果を生み出すことが鍵私たちはしばしば、無意味な消耗を伴う無駄な忙しさのループに知らず知らずのうちに陥ってしまう。本書は、凡人と天才の分かれ目(洞察力)を率直に指摘している。「凡人は受動的に受け入れるだけだが、天才は能動的に生み出す」。

そして「創造力」については、実は無から有を生み出す必要はなく、3つのステップ――先人の考えを学び、自分なりのメッセージを加え、外観を洗練させて一新する――を踏むだけで、革新をもたらすことができる。「実践力」に関しては、他人に教えることが最高の成果の出し方だ。なぜなら、教えることは他人のためだけでなく、自分自身のためでもあるからだ。

本書には「集中力」について、魂を揺さぶるような問いかけも載っている。「師匠を超えられない弟子なんて、恥ずかしくないのか?!」この言葉は実に痛烈だが、物事に対して好奇心を持ち、絶えず向上心を持ち続け、粘り強くやり遂げるよう私たちに強く促している。

◆ 幸せになりたいなら、妬まれる覚悟が必要「幸福力」の視点は実に現実的だ! 本書は冷徹にこう告げている。どんなに努力しても、他人の悪口を言ったり中傷したりする人は消えることはない、と。幸福と嫉妬は表裏一体の関係であり、幸せになりたいなら、「嫉妬を招く覚悟」を持たなければならない。このように、盲目的にポジティブ思考を押し付けない現実的な視点は、読んでいて本当に心地よい。

最後に、人間関係に関する「処世力」について。どんなに意志の強い人でも、周囲の影響を受けるものだ。逆に言えば、たとえ自分の意志が弱くても、そばに支えてくれる人がいれば、より良い自分になれる。自分を信頼し、支え、より良い方向へと導いてくれる「最高の相棒」を見つけられれば、目標は確実に近づいていく。

とても深く読み込まれて、自分になりに考えられているなと感動しました。

台湾版『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』の反響

台湾の教育者で、”読書の伝道師”と呼ばれる宋怡慧さんに以下、台湾版『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』について、考えさせられる素晴らしい書評を頂きました。

以前はダ・ヴィンチを偉大な画家だと思っていたが、この本を読み終えて初めて、彼はむしろ「生涯にわたって学び続ける実験者」のような存在だったことに気づきました。

ダ・ヴィンチの手稿は「地球史上最も重要なノート」と称され、ナポレオンが深く研究しただけでなく、テクノロジー界の巨頭であるビル・ゲイツも巨額を投じて収集しています。

『超・ダ・ヴィンチ・ノート』は、私に「思考」の価値を改めて認識させてくれた。世の人々がレオナルド・ダ・ヴィンチを天才と称賛するとき、往々にして『モナ・リザ』や『最後の晩餐』の表面的な価値しか見ておらず、彼が遺した8,000ページを超える手書きのノートに表れた驚異的な学習力と思考力を見落としている。

考えてみてください:

AIが瞬時に答えを生成できるこの時代において、

私たちが最も学ぶべきことは、独立した思考力をいかに維持するかということです。

著者は、「もしダ・ヴィンチが現代に生きていたら、

彼はどのような人物になっていただろうか?」

という問いを投げかけ、7人の現代の著名人に例えて解説しています:

スティーブ・ジョブズのプレゼンテーション能力と視覚的表現力、

スティーヴン・スピルバーグの人脈とリーダーシップ、

山中伸弥の科学研究精神、

菅田将暉の芸術とファッションにおける創造力、

堀江貴文の分野を超えた冒険心、

宮崎駿の創作力と観察力、

安藤忠雄の生涯にわたる学びと絶え間ない向上心――

このうちたった一人の能力さえ持っていれば、それだけで十分にユニークだと言える。しかし、これら7つの能力がすべて一人の人物に備わっているとしたら、ダ・ヴィンチがなぜこれほどまでに人々を「魅了」するのか、おおよそ理解できるでしょう。

とりわけ彼は、時代を500年も先取りした思考体系を駆使して、学んだことを記録していた。著者の桜川Daヴィんちは、彼のノートを深く研究し、誰もが学べる「ダ・ヴィンチの7つの力」——自尊力、集中力、洞察力、創造力、処世力、実践力、幸福力——を抽き出しています。これらは、芸術、科学、医学、工学の分野を横断する全ての分野の基礎を構成しています。

本書を読む中で、私は特にダ・ヴィンチの学習に対する姿勢に心を打たれました。彼はこう述べている。「意欲のない学習は、何も学べないだけでなく、学んだ知識も定着しない」。真の学習とは決して詰め込み式や暗記ではなく、好奇心に満ちたものです。その中で「5つの質問法」は、私が授業で生徒たちに気兼ねなく質問を投げかけさせるために常に用いている手法でもあります。

情報が氾濫するこの時代、私たちは素早く答えを得ようとすることに慣れすぎてしまい、深く考えることの重要性を忘れてしまっています。また、3C(コンピュータ、携帯電話、タブレット)に依存することに慣れすぎて、現実の世界を観察する能力を徐々に失いつつあります。

しかし、ダ・ヴィンチの素晴らしく豊かな生涯は、私たちにこう教えてくれます。

イノベーションは決して空から降ってくるものではなく、長期にわたる観察、継続的な記録、そして分野を超えたつながりから生まれるのです。

彼はノートを使って世界を理解し、またノートを使って自身の多様な思考を鍛え上げました。

AI時代において、私たちはダ・ヴィンチからさらに学ぶ必要があります。問いかけを絶やさず、観察を続け、分野の壁を越える勇気を持ち、生涯にわたって成長し続ける人間になることです。

500年前、ダ・ヴィンチはノートを通じて未来と対話しました。500年後の今日、私たちは依然として彼の思考からインスピレーションを得ることができます。

台湾で出版にあたり、

【各界の著名人からの絶賛と推薦】という形で推薦文が以下のようにまとめられています。

「ダ・ヴィンチのノートから学び、私たち一人ひとりの観察力、思考力、洞察力を深めよう!」

――敦南新生活版主/ZEN大

「本書は、評価額3,000億円以上、8,000ページにも及ぶダ・ヴィンチの真筆ノートから、誰もが身につけられる7つの能力を抽出しています。天才ダ・ヴィンチも失敗し、狂ったように他者に教えを請うこともありました。マルチキャリアの伝説となる背景には、日々の極限までの積み重ねがあります。ダ・ヴィンチファン必読、現代のダ・ヴィンチになりたいあなたには絶対に見逃せません。」

――高雄市陽明中学校 歴史教師/呉宜蓉

「専業トレーダーとして、私は投資・資産運用の分野に30年近く身を置いてきました。

なぜこれほど長く続けられ、9時から5時までのオフィスワーク生活に戻らなかったのかといえば、おそらく私にも『ダ・ヴィンチの力』の一部が備わっているからでしょう。ダ・ヴィンチの『パリ手稿』Aにはこう記されています。『才能を育みたいなら、孤独であるほうがよい。特に、集中して思考を巡らせる際にはなおさらだ。』まさにこの『処世術』のおかげで、私は孤独と人との関わりとの間でバランスを保つことができたのだと思います。読者の皆様も、本書からインスピレーションを得られることを願っています!」

――専業トレーダー/梁展嘉

「この本は、『ダ・ヴィンチは手の届かない天才だ』という固定観念を完全に打ち破りました。

彼の真の強みは、好奇心を『資産化』するノート術にあります。本書で抽出された7つの力は、本質的に高効率な思考フレームワークであり、特にその中で言及されている『可視化された洞察』と『領域横断的な組み合わせ』は、現代のナレッジワーカーが最も備えるべき戦略的能力です。本書を通じて、ダ・ヴィンチのように、細かな観察を構造化された知恵へと変換する方法を学ぶことができる。成果の質を高め、複利効果を築きたいと考えるプロフェッショナルにとって、これは『思考の深さ』と『行動の厚み』を身につけるための実践ガイドとなる一冊だ。」

――『自律から自由への力』著者/劉奕酉

「『意欲のない学習は、何も学べないだけでなく、学んだ知識も定着しない。』

現在、私たちの多くは毎日『学習』しています。記事を読んだり、動画を見たり、ノートを取ったりしていますが、もし「先週何を読んだか」と尋ねられたら、実はほとんど答えられないでしょう。それらの知識は水に流れたように跡形もなく消えてしまいます。私たちは毎日学習することで知識を蓄積し、能力を高められると思い込んでいますが、実際には何も残っていません。その大きな原因は、情報量の多さではなく、意欲の有無にあるのです。本書は、ダ・ヴィンチという巨匠の知恵を解き明かし、真に重要な目標に焦点を合わせる手助けをしてくれます。なぜなら、この時代に最も欠けているのは知識ではなく、意欲を持った心だからです。」

――『読書人』コミュニティ編集長/鄭俊徳

「これは、手の届かない天才を称えるだけの本ではありません。

むしろ、どのように考え、観察し、記録し、成長していくかを、具体的かつ力強く語っているのです!

本書の最も感動的な点は、単に天才を仰ぎ見させるだけでなく、人を真に変えるのは才能そのものではなく、継続的な観察、深い思考、繰り返しの記録、そして絶え間ない実践の能力であることに気づかせてくれるところにある。本書は、一見遠く感じられるダ・ヴィンチの知恵を、現代人も理解し、吸収し、活用できる成長法へと変換している。自己の限界を打ち破り、思考のレベルを高め、創造力と行動力を養いたいと願うすべての読者にとって、これは単なるダ・ヴィンチを紹介する本にとどまらず、人生の方向性を啓発してくれる一冊であり、じっくりと味わう価値がある。」

――「私はノートを書くのが大好き」コミュニティ創設者/鄭緯筌

まとめ

『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』は、2019年に出版され、2020年に韓国版として翻訳。その後、2025年に舞台化へとつながり、劇作家の小林賢太郎脚本・演出の舞台『学芸員 鎌目志万とダ・ヴィンチ・ノート』をきっかけに、文庫本が出版されています。私は、ダ・ヴィンチ・パートの台本の監修と舞台パンフレットのコラムを執筆いたしました。

そして、文庫本の出版がきっかけとなって、今回の台湾版『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』が2026年に出版されました。

500年の時を経て、時代と国を超えて心を打つ普遍的で驚くべきダ・ヴィンチのメッセージを、ぜひ知って頂ければ幸いです。

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