ブランディングとネーミングの効果【誰もが惹かれる“光る名前”の秘密】

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芸能人じゃなくても、誰もが自分の芸名を一度は考えてみるべき

セルフブランディングの方法について、前回の記事では、レオナルド・ダ・ヴィンチの服装を通して、自分に似合う色をまとう大切さについてご紹介しました。

今回は、セルフブランディングをする上で、最も基本となる「自分の名前」について考えてみたいと思います。セルフブランディングの構成要素は、以下の9項目があります。

【1】ロゴマーク
【2】名前(本名or芸名)
【3】肩書き
【4】服装
【5】色
【6】音/音楽
【7】住んでいるエリア
【8】におい(香水の有無など)
【9】キャラクター(or自分をキャラクター化)

【2】名前(本名or芸名)の項目ですが、本名か芸名か、どちらかを選択します。そもそも「本名しか頭にないよ」という方もいるかと思いますが、視野を広げてみましょう。最初に、本名と芸名、それぞれのメリット・デメリットをあげて整理をしてみます。

【本名のメリット】
◆名前が1つなのでシンプル。
◆自分が活躍している分野ですでに認知度があったり、応援してくれるファンがいれば、わざわざ芸名をつける必要がない

〈本名のデメリット〉
◆平凡な場合、相手の印象に残らない

たとえば、野球の鈴木一郎選手が「イチロー」とカタカナの呼び名になったのも、他にいる鈴木選手と差別化して印象に残すためでした。ご自身も本名について、「鈴木で一郎は最悪で、親を憎んだ」とさえ言っています。

一方、若手俳優の横浜流星さんや浜辺美波さんは、2人とも本名で活動されていますが、芸名ではないかと疑ってしまうほどの存在感があって記憶に残りやすい名前ですよね。

本名で活動する際の注意点としては、有名になり過ぎてしまった場合、お店で予約をとるときや、書類にサインなどをする際、すぐに身バレしてしまうこと。そのため、中には、最初から芸名にしておけばよかったと後悔している人もいるくらいです。

【芸名のメリット】
●自由に名前を決めることができるので、つけ方によってはインパクトを残すことができる。
●素性を隠したい時に便利

〈芸名のデメリット〉
●自分の活動内容やイメージが芸名に見合っていないと、ややマイナス
●芸名の時の自分と、素の時の自分を使い分ける必要がある。

相手に忘れられない名前のつけ方

親からつけられた名前が当たり前だと、ずっと本名で生きていく人が大半だと思います。しかし、何か新しいプロジェクトを始める際、本名よりも芸名にした方がいい場合もあります。

自分で自分の名前を考える、これはとても創造的な行為です。もちろん、芸名の場合も第三者につけてもらうという場合もありますが、もし自分でつけるとしたら、どんな名前がいいのでしょうか?

答えは、その人のバックグラウンドや、これからやろうとすることに関係してきますので一概には言えません。ただしここでは、一度聞いたら忘れられないくらいの印象を残すヒントをご紹介したいと思います。

まず、レオナルド・ダ・ヴィンチの場合は、本名であって芸名ではありませんが、普通の姓名という構成になっていません。というのは、ダ・ヴィンチが生きていた500年前は、姓を与えられていない人もいて、レオナルド・ダ・ヴィンチという名前は、「ヴィンチ村のレオナルド」という意味でした。レオナルドという名前は、よくある西洋人の名前です。ちなみに、俳優のレオナルド・ディカプリオさんの名前の由来はレオナルド・ダ・ヴィンチだそうです。

「両親がハネムーンでフィレンツェの美術館に行ったんだって。僕を身ごもっていた母親がダ・ヴィンチの絵画を見ているときに、僕はすごい勢いでお腹を蹴ったらしいよ。それで父親が何かのサインだと思って僕を“レオナルド”と名付けたんだ」
(出典:シネマカフェ https://www.cinemacafe.net/article/2017/08/14/51783.html )

レオナルド・ダ・ヴィンチ、レオナルド・ディカプリオ、どちらも前半のレオナルドは親近感のある名前で、後半のダ・ヴィンチとディカプリオは珍しい響きがあります。実はこの「親近感+斬新さがあるネーミング」が芸名でもよく使われています。

「親近感+斬新さ」がキモ

「親近感+斬新」の他の例としては、歌手のキャリーぱみゅぱみゅさんがそうです。キャリーはよくある外国の女性の名前、そしてぱみゅぱみゅは他に誰もつけていない斬新さがあります。このぱみゅぱみゅは一体どこからきたのかというと、芸人サバンナの八木真澄さんの一発ギャグである「ぱみゅ」に由来しているそうです。

他には、マツコ・デラックスさんも親近感+斬新さを兼ね備えた芸名です。マツコはかねてから呼ばれていたニックネームですが、それだけだとシンプル過ぎるという理由で、豪華さを意味する「デラックス」を足してバランスをとっています。

同じような方法で芸名を決めたのは、女性芸人のゆりやんレトリィバァさんです。高校時代からのあだ名である「ゆりやん」に、犬のゴールデンレトリィバァを組み合わせた名前です。ゆりやんだけだとあまり印象に残りませんが、レトリィバァを足すことで、なんだろう?と興味を引きますよね。

ちなみに私の名前、桜川Daヴィんちも、親近感+斬新さを意識してつけた名前です。日本人にとって親しみのある桜を苗字に入れ、濁音が1つ入ったレオナルドと同じ5文字のサクラガワを漢字の苗字にして、名前にアルファベットとカタカナ、ひらがなと日本人が使う4種類の文字を入れて斬新さを出しました。

名前を見るだけで、ダ・ヴィンチと関係していることがわかります。文字を組み合わせたのは、ダ・ヴィンチが組み合わせの天才だったからであり、私自身も組み合わせることが得意だと感じたからです。何かしらの自分が納得する理由を反映させたネーミングを考えてみましょう。

セルフブランディングについて数回に分けてご紹介してきましたが、ぜひご自身のブランディングのお役に立てて頂ければ幸いです。それではまた!

印象に残るネーミングを考えよう!

旧:WEBマガジン・作家たちの電脳書斎 デジタルデン    2021年 7月 公式掲載原稿 
現:作家たちの電脳書斎デジタルデン 出版事業部 (https://digi-den.net/) 

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