
ぬいぐるみ神社とは?
ぬいぐるみ神社は、2026年6月20日、京都府南丹市美山町に創建された新しい神社です。
人々の心を癒してきたぬいぐるみを始め、自然や動物、あらゆるいのちに感謝を届ける場所、というコンセプトで設立されました。
使わなくなった人形やぬいぐるみを捨てることに抵抗がある方のために、「人形供養」・「ぬいぐるみ供養」ということが行われていますが、ぬいぐるみ神社も役割を終えたぬいぐるみのお焚き上げをする、メモリアル事業が予定されています。
ぬいぐるみ神社は、宗教法人ではなく、株式会社こころが経営するぬいぐるみ病院がその母体となっています。
ぬいぐるみ病院は、ぬいぐるみを“モノ”ではなく、“命の存在”として捉え、“修理”ではなく“治療”をしています。

長年愛用してきたぬいぐるみは、その方にとっては他には代わりがきかない唯一無二の存在です。ボロボロになってしまったぬいぐるみも、ぬいぐるみ病院での治療で、元の状態のよう生き返っています。すでに数万件の治療実績があり、メディアでも度々紹介されるほど話題になっています。
そんなぬいぐるみ治療を専門に行ってきた企業が、ぬいぐるみの御霊が安らかに眠る場所として設立したのがぬいぐるみ神社です。
ぬいぐるみ神社の鳥居・拝殿・本殿など
ぬいぐるみ神社は、“もふもふの聖地”をキャッチコピーに、かわいらしい世界観が表現されています。
神社の鳥居にはくまさん耳がついています。

実はぬいぐるみ用の小さな鳥居も横にあり、ぬいぐるみと一緒に写真を撮れるようになっています。さすがぬいぐるみ神社ですね。

拝殿は、美山の観光名所である“かやぶきの里”を彷彿とするかやぶき屋根になっています。丸みを帯びたかやぶき屋根でフリルのような装飾が特徴的。このような形状は珍しく、手がけられたかやぶき職人さんにとって初めての挑戦だったそうです。ななめ上から見た方がわかりやすいので、そちらの写真もアップしておきます。なんと、屋根の上には植物が栽培されているんです。


ぬいぐるみ製の狛犬が2体、それぞれ表情も異なり愛らしい姿をしています。奥には神主さんならぬ“かんぬいさん”が座っています。賽銭箱の隣には小さなぬいぐるみ用の椅子が用意されていて、自分のぬいぐるみを置いて撮影することもできます。

拝殿の側面には、くまさん窓があり、ぬいぐるみ神社ならではの趣を感じます。

拝殿の奥には本殿があります。こちらもかやぶき屋根で制作されています。細部にわたるこだわりが素晴らしいですね。

ぬいぐるみ神社のお土産グッズ、おまもり、御朱印、絵馬など
ぬいぐるみ神社のおまもり、御朱印、絵馬などは隣接している社務所で購入することができます。


御朱印は3種類ありますが、私はこちらの御朱印を頂きました。ぬいぐるみ神社らしい可愛い雰囲気がいいですね。

ぬいぐるみ神社、オリジナルキャラクターの絵馬もありますよ。

注意点として、
ぬいぐるみ神社自体はいつでも参拝することができますが、社務所は限られた日にちしか開いていませんので、おまもりなども欲しい方は、事前にHPでチェックしてから行きましょう。
◾️ぬいぐるみ神社 社務所開所日はこちら ↓
https://nuigurumi-jinja.jp/index.html
ぬいぐるみ神社の御神紋ロゴ

ぬいぐるみ神社の御神紋ロゴには、どのような意図が込められているのでしょうか。
森の木々や草花、動物や虫たち、
そして人の心を癒し続けてくれるぬいぐるみさんまで、
あらゆる存在を思いやり、
結び合う調和のこころを水引で表現しています。ほどけることのない結びに込めたのは、
「すべてのいのちへ、ありがとう」
という感謝の祈りと、
その想いを次の世代へつないでいきたいという願いです。
自然を表す葉の中に、
こっそりひとつだけ結ばれた愛と感謝のハートが隠れています。ぬいぐるみ神社HPより引用
私はブランドデザインをご提案する仕事をしており、今回のプロジェクトに関わりご一緒させて頂いたのですが、一番の課題は、日本の伝統を象徴する神社とやわらかいぬいぐるみ、重々しさだけでもふわふわだけでダメで、両方の良さを反映したロゴデザインをどう表現するかということでした。
いくつかご提案する中で、和のモチーフである水引を用いたこちらの案をご採用頂きました。
ぬいぐるみ神社のフォントもよく見ると、ぬいぐるみのようなもふもふ感があります。
すべての命に感謝を捧げるコンセプトも反映されていて、ぬいぐるみ神社らしいロゴとなっているのではないでしょうか。
ぬいぐるみ神社の映えスポット

拝殿の裏側には、本殿に向かって拝む動物のぬいぐるみたちがいます。ぬいぐるみ神社らしくて素敵ですね。
ぬいぐるみ神社には、他にもチェンソーアーティストが手がけた木彫りの置き物があります。


そして、これはなかなか気がつかないのですが、本殿屋根の上の方を後ろ側から見てみると、
“隠しくま”があります。運営されている社長さんに特別に教えて頂きました。

職人さんの粋な心配りに感動させられます。
拝殿にある謎の生け花オブジェの意味

ブランディングの仕事をきっかけにぬいぐるみ神社のことを知り、世界に二つとなりこの素晴らしい神社に何か自分ができることはないかと考え、フラワー・ダ・ヴィンチとして取り組んでいる生け花作品を奉納させて頂くことにしました。
作品のコンセプトは「ぬいぐるみと生命、植物の調和」。

大胆な形状の流木に2種類の枝を組み合わせて全体を構成し、一方の枝は全体を塗装したものを用い、もう一方は筆で枝に色を塗り、さらに和紙を巻いています。
枝には木の実を思わせる飾りをつけて華やかな印象になるよう工夫しました。

この大きな流木は、私の生け花の師匠である阪口英巴先生から頂いたものです。
長い年月を経た流木とカラフルで斬新な枝の両方を用いることで、伝統と革新を表現しました。古来からある神社という存在と、世界で初めて誕生した「もふもふの聖地」を象徴しています。
ぬいぐるみ神社という場を意識し、生花の代わりに、ぬいぐるみ製のチューリップを生けています。また、幸福を呼ぶ鳥として親しまれるイソヒヨドリのぬいぐるみを小鳥フェルト作家の方に制作をお願いしアレンジしました。これは、私の家の玄関にこの流木を置いていたところ、窓から入ってきたイソヒヨドリが流木の下で眠っていたというエピソードに由来しています。神社という、人々が願いや祈りを捧げる場所として、ふさわしいモチーフではないかと考えました。

流木の上には、カブトムシやクワガタのおもちゃを這わせ、美しい自然に囲まれる美山らしさと、あらゆる生命に感謝を届けるぬいぐるみ神社のアイデンティティを表しています。

通常生け花の展覧会だと、生花を用いることが多いため、長くても1〜2週間の展示で終わってしまいます。今回は流木にぬいぐるみ製の花を生けることで常設展示が可能となりました。
ぜひぬいぐるみ神社に行った際には、合わせて鑑賞頂けると嬉しいです。

1分22秒の動画にもまとめましたので、よければご覧ください。
ぬいぐるみ神社へのアクセス
ぬいぐるみ神社の住所はこちらです。
〒601-0702 京都府南丹市美山町田歌五波谷11-8
観光名所のかやぶきの里から約7キロほど離れています。
そのため車で行くのが一番便利ですが、京都市内からだと1時間半くらいかかります。

電車とバスで乗り継いで行くことも可能です。
JR京都駅 (JR山陰本線(嵯峨野線)亀岡・園部方面行き)
↓
園部駅 (福知山・豊岡方面行きにお乗り換え)
↓
日吉駅下車
↓
日吉駅からバスにお乗り換え ★【S60/H60/H61】美山園部線・五ヶ荘線
↓
旧知井小学校前 ☆【C2】芦生・佐々里線に乗り換え
(※日曜・祝日はバスが運休となりますのでご注意ください)
↓
田歌下車 田歌バス停より徒歩約15分ほど
↓
ぬいぐるみ神社ぬいぐるみ神社HPより引用
京都駅からタクシーで行くツアーなども企画されることがあります。
小旅行となりますが、かやぶきの里と合わせて行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
ぬいぐるみ神社に行くと、自分の推しのぬいぐるみを抱えて参拝している方をお見かけします。
ぬいぐるみ病院で治療をお世話になったとのことで、お礼参りで来られている方もいました。
最近ではヨーロッパやアジアなど、ぬいぐるみ神社のことを聞きつけた海外からの観光客も増えているそうです。
「ありがとう供養」というぬいぐるみ供養は、2026年秋から予定されています。
“ぬい活”ブームとなり、多くの方の身近な存在となっているぬいぐるみ。
ぬいぐるみ神社は、推しのぬいぐるみと一緒に撮影を楽しめる絶好のスポットです。
ぬいぐるみが好きな方もそうでない方も、自然に囲まれた環境で、都会の喧騒を離れてリフレッシュしたい方にはおすすめです。
ぬいぐるみ神社のことをもっと知りたい方は、HPやSNS(InstagramやX)で最新情報をチェックしてみてください。

