ダ・ヴィンチ力 ② 〜 没頭力 〜 

ダ・ヴィンチ力 ② 〜 没頭力 〜

 

ダ・ヴィンチは、“ダ・ヴィンチ力”の根幹である自尊力を高め、他の6つのダ・ヴィンチ力を

発揮していきました。

 

何と言っても、ずば抜けているのは、没頭力です。

 

最近、よく聞くのが、

 

・やりたいことがわからない

・特に好きだと言えるものがない

・1つのことにはまっているものはない

 

いわゆる “生きがい難民” が巷にあふれている気がします。

好きなものに巡り会い、そして、それに没頭できる環境にある人は

とても幸せ者だと思います。

 

万能の天才 レオナルド・ダ・ヴィンチは、

芸術、幾何学、メモ、解剖、飛行機、発明、動植物の考察、哲学的探求・・・

人の何倍も没頭した軌跡をノートに残しています。

 

好きなことに没頭し続け、好きなことを追求できる環境を求めて、

パトロンを探し歩いたダ・ヴィンチ。

私たちは、どうすればダ・ヴィンチのように、没頭ライフを送ることができるのか?

それには、まず自分が何をするのが好きなのかを、よく知る必要があります。

 

目次

好きなことを知る

好きなことは、人から強制されてやるものではありません。

誰から言われなくても、自ら進んで動いてしまう

それが好きなものの条件です。

 

例えば、絵を描くのが好きな人がいるとします。

その人は、誰か偉大な芸術家の絵を見たり、

あるいは、なんでもない自由な落書きを見て感動したのかもしれません。

“好き”という感情が起こる前には、必ず自分の心に変化を与える「感動」があります。

 

つまり、「感動」を受け取るアンテナが高い人ほど、

好きなものを増やしていくことができます。

 

ダ・ヴィンチは、この「感動のアンテナ」のたて方を教えています。

 

感動のアンテナのたて方

では、どうすれば感動のアンテナをたてることができるのでしょうか。

ダ・ヴィンチは、ふつうのことに疑問を持つことが大事だと言います。

例えば、ブ〜ンと、うるさくハエが飛んでいるのを見ると

多くの人は不快な気分になるでしょう。

しかし、ダ・ヴィンチは、ハエはどこからブ〜ンと音を出しているのか?

疑問に思い、ハエを捕まえて調査をしました。

これは、なぜ?どうして?と当たり前に見える現象にも突っ込んでいくと、

表面の裏側に隠れている面白いことに直面します。

 

もう一つ、方法があります。

それは、自分とは違う目線で世界を眺めている人に出会うことです。

自分の固定観念が出来上がってしまっていると、

なかなかその外側に出ていくことができません。

そのため、全然違う観点で人生を歩んでいる人を知り、

できればその人と触れ合ってみることが大切です。

ダ・ヴィンチにとって、その突破口となったのは、

世のエリート出世街道を突き進んだ父親と対極的なポジションにいた祖父アントニオです。

アントニオは、土地の収入だけで生活し、

働かずに自然豊かなヴィンチ村で楽しく人生を過ごしていました。

その祖父に大変影響を受けて育ったのがダ・ヴィンチです。

ダ・ヴィンチの枠にとらわれない自由な発想も、祖父の教育あったなればこそ、

と私は考えています。

 

ダ・ヴィンチのように好きなことで没頭し、そしてそれを

人の幸せに役立てることができれば、本当に喜ばしいことです。

ぜひ、ダ・ヴィンチに学んで素晴らしい人生を送ってください。

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次